④多様化する青少年問題への取組

【目標】子ども・若者の健やかな成長と社会的な自立を支援します。

■現状と課題

 少子高齢化、情報化、雇用形態の多様化、厳しい雇用情勢など、青少年を取り巻く環境が大きく変わるとともに、青少年問題も多様化・複雑化しています。

 ニートやひきこもり、不登校などの青少年を取り巻く問題が深刻化し、こうした社会生活を円滑に営む上で困難を有する子ども・若者への支援の在り方が大きな課題となっています。

 また、少年による非行や犯罪の防止には、少年の問題行動を早期に発見し、適切な支援をしていくことが重要であり、地域の関係機関が連携し、非行・犯罪防止に向けた取組を一層強化していく必要があります。

 子ども・若者の健やかな成長と社会的自立を実現するためには、社会環境の変化を踏まえ、家庭・学校・地域がそれぞれの立場から責任を自覚し、相互に協力しながら、適切な環境づくりを進めていくことが必要です。

 さらに、情報化社会の進展に伴い、スマートフォン等の情報端末を介して、子どもたちがネットいじめ・非行・犯罪被害など様々なトラブルに巻き込まれるケースが増加しており、こうしたトラブルを未然に防止する取組も課題となっています。

■取組の基本方向

 社会生活を円滑に営む上で困難を有する子ども・若者に対して、状況に応じた支援を行うとともに、非行に陥ったり、犯罪被害に遭った子ども・若者の立ち直りを支援します。

 また、多様化する青少年問題に的確に対応するため、家庭・学校・地域が連携し、社会全体で子ども・若者の成長を支える社会づくりに取り組みます。

 さらに、青少年が安全に安心してインターネットを利用できるよう、関係機関・団体と連携した広報・啓発の充実と、青少年にとって良好な環境の整備に努めます。

■主な取組

1 困難な状況や、特に配慮を要する子ども・親の支援

 官・民の様々な機関で構成される「千葉県子ども・若者支援協議会」においては、ニートやひきこもり、不登校など困難を有する子ども・若者への支援の充実を図るため、情報共有や必要な取組の検討を実施するとともに、支援機関の人材の育成を行います。

 また、「千葉県子ども・若者総合相談センター(ライトハウスちば)」では、様々な悩みを抱えている子ども・若者やその保護者がまず最初に相談できる窓口として、電話相談、面接相談、保護者向け勉強会などを実施し、子ども・若者が新たな一歩を踏み出せるよう、必要な情報の提供や助言、適切な専門機関の紹介を行います。

・困難を有する子ども・若者支援のための関係機関との連携強化

・千葉県子ども・若者総合相談センターの相談体制の充実

2 非行・犯罪防止と立ち直り支援

 関係機関・団体、地域住民と青少年に対する共通の理解と認識を深めるため、県下一斉合同パトロールの実施や広報・啓発活動を推進します。

 また、青少年問題に対する相談体制を充実し、少年の自立を支援するほか、青少年補導センターや少年警察ボランティア活動を支援するなどして、街頭補導活動を推進します。

 非行少年を生まない社会づくりの一環として、タッチヤング千葉県少年柔道・剣道大会を開催するほか、事件などを通じて関わった少年や問題を抱え非行に走る可能性がある少年らとともに社会体験活動等を実施して、再非行を防止する取組を推進します。加えて、少年を犯罪被害から守るため、福祉犯罪の取締りを推進します。

 さらに、臨床心理士の資格を有する少年補導専門員及び相談専門員の知識・技術の向上や薬物乱用防止教室の開催などにより、少年の規範意識の向上に取り組みます。

・非行防止に関する広報啓発事業

・青少年補導員活動の活性化に向けた支援

・少年補導員活動の推進

・タッチヤング活動の推進

・少年サポート活動の推進

・少年事件及び福祉犯罪の取締りの推進

・薬物乱用防止等広報啓発活動の推進

県下一斉合同パトロール啓発うちわ
県下一斉合同パトロール
(千葉市青少年補導員連絡協議会)
第33回タッチヤング千葉県少年柔道・剣道大会

3 多様な主体による取組と関係機関の機能強化

 青少年相談員や青少年補導員等の青少年育成支援団体との情報共有を図るなど、県と団体との活動の連携を強化します。

 また、団体間の連携が図られるよう働きかけていきます。

 さらに、青少年相談員等の資質向上のため、地域の課題に即した研修等を実施します。

・青少年相談員活動の充実

・青少年育成関係団体等との連携

・青少年補導員活動の活性化に向けた支援(再掲)

・困難を有する子ども・若者支援のための関係機関との連携強化(再掲)

青少年のつどい大会(ダンボールハウス作り)
青少年のつどい大会(キャンプ)

4 子どもを守る環境の整備と情報化社会への対応

 「千葉県青少年健全育成条例」に基づき、書店・カラオケボックス・ネットカフェ・携帯電話業者等への立入調査の実施や、有害図書・有害玩具等の指定により、青少年にとって良好な環境の整備に努めます。

 また、進展する情報化社会の中で、インターネット上のトラブルから青少年を守るため、青少年の利用頻度が高いSNSを中心に監視を行うネットパトロールなどの青少年ネット被害防止対策や児童ポルノの根絶に向けた取組などを推進します。

 さらに、子どもたちや保護者、学校関係者等への講演を実施し、フィルタリングの普及や青少年のインターネットの適正利用についての啓発活動を推進するとともに、子ども・若者がインターネット等の情報を取捨選択して活用できる能力(情報リテラシー)や、情報化社会で適正な活動を行うための基になる考え方と態度(情報モラル)を身に付けるための取組を推進します。

・子ども・若者にとって有害な環境の浄化

・スマートフォン・インターネット被害防止対策の推進

・インターネット等の適切な利用に向けた広報啓発の推進

・情報教育の推進

インターネット適正利用啓発講演

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