①志を持ち、失敗を恐れずチャレンジする人材の育成

【目標】自らの生き方を考え、志を持ち、失敗を恐れずにチャレンジする精神に溢れ、知・徳・体のバランスがとれた「生きる力」や勤労観・職業観を備えた、世界に通じる人材を育成します。

■現状と課題

 現代は、新しい知識・情報・技術が社会のあらゆる領域で重要性を増す、知識基盤社会の時代といわれています。特に近年は、知識・情報・技術をめぐる変化の早さが加速度的となり、情報化やグローバル化といった社会的変化が、人間の予測を超えて進展するようになってきています。このような中で、国においては、今後の時代を生きる上で特に必要となる資質・能力の育成に当たって学力の3要素を特に重視しており、これらをバランスよく育てるために高校教育、大学教育、これをつなぐ大学入試の一体改革(高大接続改革)が進められています。また、学校では新しい学習指導要領に示された「社会に開かれた教育課程」の理念の下、学校と社会が目標を共有・連携しつつ、知・徳・体のバランスのとれた「生きる力」を育成し、子どもたちが様々な情報や出来事を受け止め、主体的に判断しながら、課題を解決していくための力を身に付けさせることが求められています。

 このため、主体的・対話的で深い学びを通して、知識・技能を習得させることや、 思考力・判断力・表現力等を育成していくことが必要です。  

 また、道徳の教科化を踏まえ、子どもたちが人間としての在り方を自覚し、人生をよりよく生きるための基盤となる道徳性を育成すること、子どもたちが健康で安全な生活を営むために必要な身体能力、知識、望ましい生活習慣を身に付けさせることが求められます。

 さらに、今後、子どもたちに必要な資質として、社会的・職業的自立に向けて必要となる勤労観・職業観を身に付けさせることや、社会のグローバル化に対応し、郷土や国を愛し、世界を舞台に活躍する能力を育成することが求められます。

■取組の基本方向

 読書活動や体験活動を通じて、子どもの主体的、意欲的な学習活動を推進し、学習意欲の向上を図ります。また、教員研修に必要な体制やツール等の基盤整備の推進・充実により教員の授業力向上を図るとともに、多様な地域人材との協働を進めます。

 また、学校の全ての教育活動において「道徳教育の手引き」を活用した子どもの発達段階に応じた系統的な道徳教育を推進するとともに、社会人として必要な資質・能力や社会のルール・マナーに関する学習活動、自然や人・社会等と直接関わり、五感を通して学ぶことができる体験活動を推進します。

 さらに、学校の授業などにおいて、子どもたちが仲間と楽しく協力しながらそれぞれの目標に向かって運動することを通じて体力向上を図るとともに、生涯を通じて生活全体を自律的に管理する力の育成や、家庭や学校給食を通じた食育の充実などにより、生涯にわたって心も体も健康な生活を送れる児童生徒の育成を推進します。

 加えて、各学校において、県の「キャリア教育の手引」などを活用した系統的なキャリア教育を推進するとともに、地域の産業や人材、大学、研究機関等を活用した体験学習や職場体験、ボランティア活動などの社会参画活動を推進します。

 あわせて、子どもたちが我が国の伝統文化や歴史等を尊重する態度を身に付け、郷土や国について発信できる力を育むための教育活動や、日本人としての自覚とアイデンティティーの確立、異文化理解を重視した教育活動の推進を図ります。

■主な取組

1 人生を主体的に切り拓くための学びの確立

 社会全体で推進する、豊かな子どもの読書活動や、千葉県の多様な自然、産業、人材などを生かした体験的な学習により、学びに対する興味や関心を高め、学習意欲の向上を図ります。

 また、子どもたち一人一人の個性や能力に対応した丁寧な指導を行うとともに、多様な地域人材との協働や、子どもたち自身が効果的な学習方法や生活習慣を身に付ける取組を推進します。

 さらに、教員研修に必要となる体制やツール等の整備・充実により、授業力の向上を図るとともに、各種会議等を通じた意見聴取や、全国学力・学習状況調査の結果分析に基づき、子どもたちの学力向上に向けた教育施策・事業を推進します。

・読書活動や体験活動を通じた学習意欲の向上

・子どもたちの主体的な学びを支える取組の充実

・授業力の向上による学びの深化

・学力向上に係る取組の適切な評価・改善の推進

小学校での英語活動

2 道徳性を高める実践的人間教育の推進

 子どもたちが人間としての在り方を自覚し、人生をよりよく生きるために、その基盤となる道徳性を育てる道徳教育を推進します。

 また、子どもたちが社会の様々な事象に興味や関心を持ち、課題を共有し、他者と協働して解決していく態度を育てるとともに、挨拶・礼儀作法等の基本的なマナーや社会のルールに関する学習活動を推進します。

 さらに、子どもたちが社会の一員としての自覚を持ち、責任を果たすために必要な資質を身に付けることができる体験活動の充実を図るとともに、生命や動物、自然を大切にする心や高齢者など他人を思いやる優しさ、お互いの人格を尊重し個性を認め合う心を養います。

・豊かな人間性を育む千葉ならではの道徳教育の展開

・社会の一員として必要な力を育む教育の推進

・五感を通して学ぶ体験活動の推進

・自他共に尊重し命を大切にする心の教育の推進

3 生きる力の基本となる健康・体力づくりの推進

 学校の授業などにおいて、仲間と楽しく協力しながらそれぞれの目標に向かって運動することを通じた、子どもたちの体力向上を図ります。加えて、指導者の養成と資質向上を図ります。

 また、子どもたちが生涯にわたって心身ともに健康な生活を送るため、子どもたちが自ら考え、主体的に判断し、望ましい行動に結びつけるための指導の推進など、学校保健の充実を図るとともに、指導資料の作成や研修の機会等の充実により、教職員等による健康相談、保健指導の充実を図ります。

 さらに、学校における安全・安心な学校給食の提供や、家庭や学校給食を通じた食育の充実などを推進します。

・体力向上を主体的に目指す子どもの育成

・子どもの健康を守る学校保健の充実

・食を通じた健康づくりの推進

遊・友スポーツランキングちば

4 社会的・職業的に自立し地域で活躍する人材の育成

 学校における日々の教育活動全体を通じて、質の高い系統的なキャリア教育を推進することにより、子どもたちに目標を持たせるとともに、社会人としての基礎的・基本的な能力を育てます。

 また、小学校段階から、子どもたちの勤労観・職業観を育み、地域を支える人材の育成を推進します。高等学校の専門学科・総合学科において、地元企業等と連携した専門的職業教育の充実に向けた取組を推進し、普通科においても地域で必要とされる人材育成のための教育の充実を図ります。

 さらに、地域の大学や研究機関等と連携し、先進的な技術体験や企業技術者の実践的な指導を取り入れた職場体験等の充実を図ります。

 加えて、ボランティア活動などの社会参画体験を通じて、子どもたちが自己の在り方・生き方を見つめ直すとともに、社会の中で生きる力の育成を図ります。

・系統的なキャリア教育の推進

・地域を支える人材の育成

・企業や大学・研究機関等との連携による職場体験等の充実

・子どもや若者の社会参加の促進

産業教育フェア ファッションショー

5 郷土と国を愛する心と世界を舞台に活躍する能力の育成

 子どもたちが我が国の伝統文化や歴史などに対する関心や理解を深め、尊重する態度を身に付けるとともに、郷土や国について発信することができる力を育みます。

 また、日本人としての自覚とアイデンティティーの確立、異文化理解を重視した教育活動の推進を図るとともに、海外留学に対する機運の醸成を図ります。

 さらに、より実践的な外国語教育を推進するため、外国語の授業を担当する教員に対する研修や、外国語の授業をサポートする人材配置の充実に努めます。

 加えて、外国人などの日本語を母語としない児童生徒に対し、日本語指導ができる外部人材の配置の充実を図ります。

・郷土と国の歴史や伝統文化等について学ぶ教育の推進

・多様な文化を認め合う国際社会の担い手の育成

・外国語教育の充実

・外国人児童生徒等の受入体制の整備

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