第1章 計画策定の基本的な考え方

第1節 計画策定の趣旨

 千葉県では、平成22年に総合計画「輝け!ちば元気プラン」を策定し、「くらし満足度日本一」を目指して、「安全で豊かなくらしの実現」「千葉の未来を担う子どもの育成」「経済の活性化と交流基盤の整備」を基本目標として、各種施策を推進してきました。

 平成25年には、「輝け!ちば元気プラン」の実績と、東日本大震災の発生、首都圏中央連絡自動車道(以下「圏央道」という。)整備の進展など、プラン策定後の本県を取り巻く環境の変化を踏まえて、「新 輝け!ちば元気プラン」を策定し、本県の持つ様々な宝・ポテンシャルをより一層磨き上げ、更なる発展に努めてまいりました。

 この間、少子・高齢化は一段と加速し、平成27年国勢調査では65歳以上人口の割合が25.9%と初めて25%を超え、県民の4人に1人が高齢者という状況になっています。高齢化の進展は医療・福祉ニーズの増加をもたらし、そのニーズに対応するため、医療・福祉サービスの基盤整備やそれを支える人材の確保が急務となります。

 また、産業の国際競争も激しさを一層増すなど、本県経済を取り巻く状況は大きく変化しており、本県が引き続き経済的な発展を維持していくためには、京葉臨海コンビナートの競争力の強化はもとより、中小企業への第4次産業革命の波及、健康・医療・環境・エネルギーなど千葉の未来を支える産業の育成、企業の誘致・育成、若手技術者の育成といった課題の解決を図らなくてはなりません。

 その一方で、成田国際空港(以下「成田空港」という。)発着枠の拡大等により県内への観光入込客数や外国人宿泊者数も順調に増加し、また、2020年東京オリンピック・パラリンピック8競技の県内開催が決定するなど、明るい話題もありました。

 今後は、「くらし満足度日本一」を目指して進めてきたこれまでの実績をベースとして、県政に対する課題の克服に向けてしっかり取り組む必要があります。その上で、本県がステージアップするために追い風となる様々なチャンスを捉え、次世代が誇れるような光り輝く千葉へ、更に飛躍していかなくてはなりません。そこで、「新 輝け!ちば元気プラン」を改定し、平成32年度の千葉県の目指す姿の実現に向けた総仕上げとして、これから4年間で取り組む政策・施策を示す新たな総合計画「次世代への飛躍 輝け!ちば元気プラン」を策定することとしました。

第2節 計画の性格

 この計画は、県政運営の基本となるもので、本県の政策の基本的な方向を、総合的・体系的にまとめた県政全般に関する最上位の基本的かつ総合的な計画です。

 また、今後の新しい千葉県づくりの方向性を県民と共有し、力を合わせて本県の将来の目指す姿を実現していくための指針となるものです。

第3節 計画の構成と期間

 この計画は、「基本構想編」と「実施計画編」で構成しています。

①基本構想編

 千葉県を取り巻く時代背景と課題を、「人口減少・少子高齢化」「大規模災害等を見据えた防災・危機管理」「経済・社会のグローバル化」「安全・安心・治安」「環境保全・持続可能性」「価値観やライフスタイルの多様化」「ICTの進展とIoT・AIなどの普及」「広域道路ネットワークの形成」「2020年東京オリンピック・パラリンピック開催」「地方財政・地方分権」という10の視点から整理しました。

 その上で、「くらし満足度日本一」を基本理念に掲げ、その実現に向け「安全で豊かなくらしの実現」「千葉の未来を担う子どもの育成」「経済の活性化と交流基盤の整備」という3つの基本目標を設け、これに沿って、おおむね10年後(平成32年度)※の千葉県の目指す姿を示すとともに、進むべき方向性を具体的に明らかにしました。

 ※基本構想編では、平成32年度を平成22年3月の「輝け!ちば元気プラン」策定から数えて、「おおむね10年後」と位置付けています。

②実施計画編

 この3つの基本目標を達成するため、平成29年度(2017年度)から、平成32年度(2020年度)までの4年間で重点的に取り組む政策・施策を体系的に整理しました。

第4節 計画の特色

➊千葉県が持つ宝・ポテンシャルの活用

 成田空港や圏央道と一体となって、首都圏の広域ネットワークを形成する東京湾アクアライン、全国屈指の農林水産業、豊かな自然など、千葉県が持つ様々な宝・ポテンシャルに光を当て、それらを生かす計画としました。

➋特性・可能性を踏まえた地域の方向性

 県内各地域の持つ強みを生かした、地域ごとの今後の方向性を示しました。

➌次世代につなぐための視点

 次世代を担う若者や子どもたちに、首都圏、日本をリードする「日本一の光り輝く千葉県」をつなぐため、重視すべき横断的な視点を設けました。

➍分かりやすい計画

 県民に分かりやすく、親しみやすい計画となるよう、構成や記述面などで工夫に努めました。

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